戦前より戦後を通して今なお青々と大きな枝木を
広げている。
「沖縄の復興のシンボルのアカギの大木」
去る沖縄の大戦において完膚なきまでに打ちのめされた沖縄。
終戦直後は、沖縄県民にとって何もない正にゼロ0から
のスタートであった。
戦火に焼かれ、枯れ木となり、かろうじて残されたアカギの大木。
その姿は当時の沖縄県民そのものであった。
しばらくしてその枯れ木にアコウの木が寄生し、
わずかながら緑をつけ少しずつ息を吹き返していった。
それらは全てを失った沖縄県民の心を大いに勇気づけ、
心の支えとなっていった。
やがてそのアカギの大木は、沖縄県民らと歩調を合わせる様に
少しずつ再生(復興)していき現在のどっしりした太い幹に
青々と多くの枝を広げた現在の大木に至る。